住職のことば

皆さまのご清祥を心よりお慶び申し上げます。
高尾墓園・常修寺 住職の西本暁道(にしもと ぎょうどう)でございます。

世の中も高齢化社会となり、思いがけない病と向き合う身となられたり、高尾墓園まで足が遠ざかった方々も多いかと存じます。
しかし日蓮大聖人が
「病ある人こそ、仏の境地に近づく」
と仰せになっているように、病や困難は、かえって私たちの内にある仏心を呼び覚ます縁ともなります。

愚痴や怒り、不安の心を、そのまま抱え込むのではなく、
一遍一遍のお題目に代え、信心修行に励むこと。
それこそが、末代の私どもに与えられた成仏への道であると、私は日々実感しております。

日蓮大聖人と日興上人
【佐渡の三昧堂 文永9(1272)年51歳】大聖人は、佐渡ご流罪中に常随給仕された日興上人とともに、笠をかぶり蓑を着ながら、日夜法華経を身読し、お題目を唱え続けられました。

高尾墓園と孔雀のこと

高尾墓園にいる孔雀は、
私が初代住職としてこの地に赴任した折、
日蓮大聖人ご生誕の地、千葉・小湊の蓮生寺(れんしょうじ)よりお迎えしたものです。
以来、本年で五十三年となりました。

高尾墓園の孔雀
孔雀も5代目

半世紀余り、墓園の移ろいを見つめ続けてきた孔雀を、
皆さまが変わらぬ温かさで見守ってくださっていることに、
心より感謝申し上げます。

約五十年前、開基・日達上人は、
墓園に眠る諸精霊のため、ここに常修寺を建立され、
本堂に菩提寺としての御本尊をご安置くださいました。

墓参の折には、必ず本堂に参詣し、
その功徳をご先祖に回向(えこう)すること。
この教えこそが、
「回向山 常修寺」(えこうざん じょうしゅうじ)という寺号の意味であり、
高尾墓園の根本の精神でもあります。

日達上人と西本住職
日達上人揮毫「山号 回向山」

守られてきた墓園、これからも

爾来五十有余年、
墓荒らしや墓石倒壊といった事故もなく、
住職をはじめ関係者が心を合わせ、墓園を守り続けてまいりました。

今後とも、
常修寺にご安置された墓園諸精霊守護の御本尊のもと、
高尾墓園管理事務所は、使用者各家の墓所とともに永久に、
八王子市長房町1088番地のこの地に常住いたします。

孔雀もまた、
皆さまとともにこの墓園を愛し、
静かに見守り続けてくれることでしょう。

孔雀の親子

小さな日常から

ちなみに、孔雀の餌は、
私自身がスーパーに足を運び、
キャベツやブロッコリーの葉や茎を集め、
穀物やドッグフードと混ぜて与えています。

孔雀とニワトリのエサやり

墓園のご先祖さまの想いが、
世代を超えて受け継がれてきたように、
孔雀もまた、法灯相続(ほっとうそうぞく)し、今は四代目となりました。

桜が満開を迎える頃から夏にかけて、
繁殖期には美しい羽を大きく広げます。
その姿もまた、墓園の風景の一部として、
皆さまの心に残れば幸いです。

高尾墓園 満開の桜

皆さまのご参詣を、
孔雀とともに、心よりお待ちしております。

合掌

高尾墓園管理者代表
常修寺 住職
西本 暁道

高尾墓園の桜

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